平和作品 |
千羽づる
佐々木貞子は明るい元気な少女で、秋の運動会ではクラスを優勝させるほどでした。しかし誰よりも元気だった貞子がかぜをひき、リンパ腺をはらしてしまいました。検査の結果、カゼではなく原爆が原因の白血病であることがわかりました。二歳の時の被爆が原因だったのです。つるを千羽折れば、病気がなおると聞いた貞子は、ベットの上で毎日つるを折り続けるのでしたが…。
出演:倍賞 千恵子 広瀬 珠実 前田 吟 他
監督:神山征二郎
上映時間:96分
ガラスのうさぎ
太平洋戦争末期、東京下町に住む少女・敏子は敗戦色が濃く、物資が欠乏した厳しい世の中で、家族とともに一生懸命生きていました。しかし、昭和20年3月10日の東京大空襲で、敏子は母と二人の妹を失ってしまいます。焼け跡から、空襲の猛火で形の変わったガラスのうさぎを掘り出した敏子は、戦争の恐ろしさを目の当たりにします。さらに疎開の途中、駅で米軍機の機銃掃射を受け、父までも亡くなってしまいました。たったひとりになった敏子は、絶望の果てに死を見つめ深夜の海辺をさまよいますが「私が死んだら、お父さん、お母さん、妹たちのお墓参りは誰がするの。私は生きなければ…」と孤独と悲しみの中で、心を奮い立たせるのでした…。
声の出演:最上 莉奈 竹下 景子 他
原作:高木敏子
上映時間:84分
・文部科学省選定 ・日本PTA全国協議会特別推薦
NAGASAKI・1945 アンゼラスの鐘
1945年長崎。美しいアンぜラスの鐘が時を告げる浦上天主堂の近くに建つ浦上第1病院は、礼拝や告白など宗教活動の場を併せ持ち、戦時下で疲労した市民にとって心身ともに頼りになる存在でした。
病院に迎えられたたった一人の医師・秋月辰一郎は、その誠実な人柄で患者や病院関係者たちの敬愛を得ていきます。
広島に投下された新型爆弾の威力が秋月らにも伝わり、思わしくない戦況を案じ始めているとき、B29重爆撃機が密かに近づいていました。長崎上空に新型爆弾が投下され炸裂するやいなや、一瞬にして町とそこで生活していたあまたの人々を焼き尽くします。浦上天主堂は破壊され炎上し、アンゼラスの鐘は吹き飛ばされ、瓦礫の中に埋もれました。
生き残った秋月と浦上第一病院の人々は互いに助け合い、医療救援活動に立ち上がります。しかし、その手に残されたのは粗末な器具とわずかな医薬品のみ。被害の甚大さに秋月たちは時として立ちすくみ、無力感に襲われます。
「日本人は、戦争の本当の悲惨さを知らなかった」
死を宣告された町、長崎を人々は恐れます。しかし秋月は仲間たちと共にとどまり懸命に活動を続けます。再びアンぜラスの鐘が長崎の空に響き渡る、「復活」の時を信じて…。
声の出演:伊藤 健太郎 小林 桂樹 他
監督:有原誠治
上映時間:80分
・文部科学省選定 ・厚生労働省特別推薦
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